「どうせすぐ充電切れる」コードレス掃除機のデメリットに悩み抜いた私が、手放せなくなった一台の話

「どうせすぐ充電切れる」コードレス掃除機のデメリットに悩み抜いた私が、手放せなくなった一台の話

食べこぼしを踏むたびに募る「ちゃんとしなきゃ」という罪悪感。

コードレス掃除機は「どうせすぐ充電が切れる」と諦めかけていた私が、掃除の面倒さも心の負担も劇的に軽くしてくれた、運命の一台に出会った体験談です。

掃除機が「押入れの奥の重たい箱」だった頃

かつての私にとって、掃除機をかけるのは一大イベントでした。

「週末にまとめてやるもの」と、自分の中で重たい宿題にしてしまっていたんです。

その面倒さから逃れたくて、1万円以下のコードレスに手を出したこともありました。

でも、現実は甘くなくて…。

  • 押入れから重い本体を引っ張り出す、あの絶望感。
  • 部屋を移動するたびに、コードを抜き差しする手間。
  • 安物コードレスは、重心が上で腕がパンパンになるだけ。
  • フィルターに絡まった髪の毛を、毎回指でつまんで取る、あの地味なストレス…。

安易な選択がもたらしたのは、新たな不満と「ちゃんとした掃除ができない自分」への自己嫌悪だけでした。

結局、またあの重たいコード付き掃除機を引っ張り出す日々に、逆戻りしてしまったんです。

私が掃除機に本当に求めていた「たった3つ」の条件

そんな失敗を経て、私が掃除機に完璧な吸引力や長時間のバッテリーではなく、心の底から求めていたのは、掃除を始めるまでの心理的ハードルを、極限まで下げてくれる相棒だということに気づきました。

具体的には、この3つだったんです。

  1. 「今すぐきれいにしたい」に応えてくれる機動力
  2. 何度手に取っても苦にならない、圧倒的な軽さ
  3. ホコリに触れず、汚れたらポイっと捨てられる紙パック式の気軽さ

そして、この3つの条件をすべて満たし、多くのプロの現場でも使われている一台に、ようやく出会うことができました。

それが、マキタのコードレス掃除機「CL107FD」でした。

[参考]CL107FD | 株式会社マキタ

相棒の性能は?(私が愛用するCL107FDSHWの場合)

  • 重さ: 1.1kg(500mlのペットボトル約2本分。本当に軽いんです)
  • 連続使用時間: 約12分(パワフルモード時)
  • 充電時間: 約22分(あっという間でした)

「12分しかもたない」は、本当にデメリット?

「たった12分?」と思うかもしれません。

吸引力だけで言えば、もっと上のモデルがあるのでしょう。家全体を念入りにかけるには途中で充電が必要になるかもしれません。

でも、この「12分」という身軽さが「週末にまとめて大掃除」という完璧主義の呪縛から私を解放してくれました。

「家中を一度に」は無理でも「気になる場所を今すぐ」なら十分すぎるほど。

ゴミが溜まれば、紙パックごと、ありがとうと手を合わせてゴミ箱に捨てるだけ。もう、フィルターのホコリと格闘する必要もありません。

この手軽さが、掃除を“特別な家事”から“歯磨きのような日常の習慣”に変えてくれたんです。

私が手に入れたのは、「完璧」ではなく「心の杖」でした

完璧な母親でいることを諦めたように、私は、完璧な掃除機を持つことも諦めました。

手に入れたのは、家中をピカピカにする最強のツールではなく、私の「ちゃんとしなきゃ」という罪悪感をすくい取り、心の余白をくれた、かけがえのない相棒だったんです。